レビューを書くまでに時間がかかってしまいましたが。
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本作は765プロに所属し、プロデューサーとなって三者三様の問題を抱える新人アイドル13人を、トップアイドルに育て上げるアイドルマスターシリーズ最新作。
本作では恒例のDLCの他、新たに衣装やライブイベントが期間限定で定期的に配信され、これまでより長く遊べるように作られているのが注目ポイントの一つですが・・・。


ゲームの基本的な流れ

最初にプロデュースするアイドルを一人リーダーに選び、そのリーダーを軸に、営業・レッスン・ライブでファンを増やしつつ、レベルやアイドルランクを上げ、最終的に「EX LIVE」をクリアする事がアイドル達の目標になる。
その過程でプロデューサー自身のレベルも上がり、同時に育成できるアイドルが一人増えたり、同時に新しいライブ用の楽曲が貰えるなど、基本的な部分はこれまでのシリーズと同じような流れになっています。

また、同時に育成できるようになったアイドルの中で、いつでも好きな時にリーダーを変更することができ、主リーダーのメリットは「ライブでの経験値増」と「営業」や「レッスン」でのファンや経験値の増加にある。

シナリオもこれまで通り、心や考え方などに問題を抱える765プロのアイドル達のプロデュース。
彼女たちと一緒に、自分の分身であるプロデューサーの成長も楽しむことができる。


育成の基本は「通常営業」「資金営業」「レッスン」の3種類。

前作ワンフォーオール(以下OFA)同様、お金を増やす「通常営業」、お金を使ってファンを増やす「資金営業」、各種ステータスや経験値を上げる3種類の「レッスン」という構成は同じですが、本作の「レッスン」ではリーダーしか育成できない点が異なる。

しかも、ゲーム序盤では営業やレッスンで入手できる経験値などが極端に低いため、「こんな流れか」とそれぞれを一度楽しんだ後は、基本ライブで経験や資金を増やしていくことになる。
もっとレッスン等の効率が高ければ、「自分はレッスン育成」「自分はライブ育成」とプレイスタイルも選べただけに、もったいない感じがした。 

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基本は5人のクインテッド楽曲による
ライブでの育成が一番効率が高い


営業(の難易度)が最高ランクになると、普通にプレイするとパーフェクトどころかノーマルクリアすら危うく、衣装スキル「思い出アピール+○」など、装備する衣装のスキルを活用する必要があるが、効果的なものは少ないのも辛い。


ライブはリズムゲームとして進化!

ライブの基礎「キャラクターのLv/ステータスによってスコアが増減(つまりLvによる力技でのクリアが可能)」、「楽曲ごとにクリア回数によるやりこみ要素」は健在ですが、リズムゲームが大きく変化。
OFAまでは、リズムに合わせて「○△□」ボタンを押すだけが基本だったが、本作ではターゲットめがけて流れるアピールアイコン「○△□」をタイミングよく押していく、オーソドックスなリズムゲームタイプに変更となった。

本作(シリーズ)の独自要素では、「×」で行う「思い出アピール/ドライブ」とタッチパットのクリック「エクストリームバースト」に加え、新たにタッチパットの「連続フリック操作」が加わった。

フリック操作ではタンバリンを振る感じで意外と没入感があり、その他の要素はシンプルながら高得点&高演出&ゲームクリアに直結することも多いため、緊張感もあり中々楽しめる。
リズムゲーム的にライブの難易度が大きく上がったが、楽しさは倍増した感じに。
ただし、「思い出アピール」などのタイミングは楽曲ごとに固定されているため、既存ファンの中は従来のように「ライブ演出を自分のタイミングで演出して楽しみたい!」という方には不満が残る。

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リズムゲームが進化
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バーストのタイミングは固定に


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新たにフリック操作
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バーストの演出は素晴らしいものに



ライブをクリアした後のアンコールや、ライブ視聴専用の「ステージフォーユー」では、アピールやバーストを自分の好きなタイミングで楽しむことができるので安心してほしい。

また、最大13人によるオールスターライブは今回も素晴らしい演出で楽しめる物の、アンコールの13人同時共演部分がムービーで、なおかつ圧縮によりブロックノイズが多発しているのが前作同様だったのが残念。 容量の問題もあるだろうが、本作ではその辺のクオリティも追及してほしかった。

最大の進化の一つはグラフィック

特に各キャラクターのモデリング(特に口)が極上のレベルに進化した。 アイドルマスターのキャラクターとしての進化は、完成形といってもいいだろう。 一部の背景(合宿所の庭など)ではそのレベルに追いついていおらず、一部前世代クラスのクオリティではあるもの、全体を通してハイレベルなアンチエイリアシングなど、映像としての仕上がりのレベルが非常に高い。 このクオリティによるアイドルや、ライブを見るだけでもファンには十分の価値が出そうです。

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特にエクストリームの演出は、素晴らしいものばかりだ。


やりこみ要素は「楽曲ランク」「衣装集め」「Sランク」「無料DLC」

やりこみ要素は、ライブで規定回数各楽曲をクリアする「楽曲ランク」、衣装やアクセサリーの収集、各アイドルの「Sランク」到達は基本的にこれまで同様である。
新たに加わったのが、定期的に配信される無料ライブのクリア&その報酬の衣装やアクセサリー。
いずれにも共通するのが、「すさまじい量の作業時間」ここはかなりの根気と時間が要求される。

無料DLCのライブも、クリア条件がかなり高いレベルを要求されるため「EX Liveクリア直後の約2倍強のレベル」、レザの場合は2回目のコンテンツ配信までにすべてをクリアする事ができなかった。
安心していいのは、執筆時時点(2016/8/20)でDLしたライブのクリアまでの期間が設定されていないため、自分のペースでアイドルを育成しクリアする事ができる点にある。

この辺は末永く遊んでもらうという意図による物だと思うので、遊ぶ側も慌てずマイペースで楽しむことをお勧めしたい。
イベントDL後には、リーダーキャラで軽いイベントが発生するため、そこも楽しみの一つではある。


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DLCライブ報酬は素晴らしいが、
難易度も高い。
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軽い演出も入るので、アイドルごとに
楽しむのもいいかもしれない。 



同様に「衣装集め」などにも膨大な作業が必要になり、2回目以降のライブではファンからのプレゼントをもらえる確率が極端に低いため、それを確実に貰えるようにする「Pドロップ」の手助けが必要。
ドロップは定期的に無料配信(使用期限あり)されるため、無料でも一定レベルで衣装集めが可能であるが、やはり大変なことには変わりない。

なにぶん、年単位での無料配信が続けられ事が前提の話なので・・・。

ものすごく気の長い話ですね・・・・。

たぶん有料DLCに合わせる形で配信され続けると思う。
前作では、無料アクセサリーが配信されていたのだが、今回は「ドロップ」という形で「衣装」「アクセサリー」「育成アイテム」など、何が出るかはお楽しみ!という感じで提供されるのだと思われます。

前作では、かなり長い期間DLCが配信されたので
それを考えると、今回も同様に配信されると? 

これは実際に見守っていかないとわからないのだけど、たぶんそうだと思う。
さらにおまけで衣装もセットで配信され続けてくれると、今回はなかなか頑張ったコンテンツ配信となりそうです。


雑感

意外とイベント数自体は多いのだが(150以上)、ライバルキャラが不在など個々のイベントボリューム面で物足りなく感じやすいが、前作より減っているので余計不満の声が多い。
ひとえに最後のやりこみで膨大な単調作業で増強され気味なのでたちが悪く、ゲームボリュームの延命かもしれないが、少しやりすぎである。

あと、ファンの獲得数が育成パラメーター的な要素で終わってしまっている点や、個々の要素のボリュームダウンは残念だが、新グラフィックやリズムゲームの刷新で、PS4世代のクオリティの土台としては今後に期待が持てるのも事実だと思う。

短期間でのコンプリートプレイには全く向かないが、無料DLC報酬も含めて数か月単位の長期間のスパンで、肩の力を抜きながら楽しむのに向いている。



もう少し突っ込んだ補足をすると、基本的なクオリティや完成度は高いと思うのだけど、Amazonレビューが大荒れである。

なんだか凄いことになっていますね・・・・

レビューの内容を見ると、これまでのシリーズスタイルの物を期待していた&反動の落胆が多いように感じ、それは主に楽曲の数だったり、イベントの数などに不満が出ている感じ。

楽曲数に関しては「リズムゲームの大幅刷新」が影響している感じで、全体のボリュームとコストを考えると今回の収録数は全部で20曲ぐらい?
本作はほかの部分にもコストがかかっているので(イベントなど)、個人的には理解できる。
ただ、ユーザー的には関係ない話でもあり、ゲーム的には最低25曲ぐらいは欲しかったかもしれない。





アイドルマスター プラチナスターズ
バンダイナムコエンターテインメント
2016-07-28