IGNレビューの練習がてらのプチフルレビュー。(各見出しが手抜きなど、完全再現はしていない。)誤字はないはず!!そいでもって、「ゼスティリア」をプレイしたくなったけど、「うたわれるもの」のやりこみが未だなので、そちらを先にプレイしたい。(間に合うかは不透明だが。)
ToB_061




「テイルズシリーズ」は、ほぼ毎作プレイしており、いつもは「ハード」でプレイしているが、今回は「ノーマル」から一段上げた「セカンド」でプレイし、経験値稼ぎがてら最初のマップで出会う9割以上の雑魚を倒しながらのプレイで、約65時間でのクリアとなった。雑魚を倒しまくった結果、難易度は一段上げたがほとんどのボスを無理なく倒すことができた。(何度か全滅したが。)そこで特に感じたことを中心に、レビューをお届けしたい。


シナリオとキャラクター

正直最初に見たキャラクターの印象は、いまいち魅力に欠けた物だったが、クリアした今、これほど魅力溢れるキャラクター達には出会ったことがない!と思えるまでになった。それは、激情と日常と喜劇が織りなす怒涛のシナリオが、ジェットコースターのように駆け抜け、プレイヤーの心を一気に引き込み息をつかせない、非常に高い完成度だったからだ。メインシナリオはハードな内容が多く、見るだけでも辛くなる所を、「マギンプイ」など、シリーズ中特に発生頻度やクオリティが高いキャラクターチャットが、殺伐とした世界観の中でプレイヤーを癒してくれる。

ToB_063
特に「マギルゥ」には要所要所で癒された

また、どのキャラクターも、物語の構成に欠かせない強い個性を醸しだし、メインキャラクターはもちろんモブキャラにいたるまで、深く物語りに加わりながら世界を形作っていく。基本的に一本道で進んでいくシリーズだが、サブシナリオやチャットが豊富で、様々な成長と葛藤を見せてくれる重厚な物語が、この欠点を覆い隠してくれる。物語はもちろん、仲間達の設定も非常に完成度の高い作り込みで、最後のエンディングではさらに胸を熱くさせるだろう。


戦闘

今回は爽快感の高い戦闘システムになっているが、術技を繰り出すためのソウルゲージ等の直接的な物から、風火地水の属性のような間接的なシステムが非常に多く複雑で、その全てを把握するのは困難を極め、人によっては50時間以上にも及ぶゲームプレイの中で、把握しないままクリアを迎える方も多いと思われる。

しかし、その複雑さはマイナス要素になる事はほとんど無い。なぜなら、そのシステムを把握しなくてもゲームを進める上で影響する事がないので、術技の出し方などの基本を学べば問題なく気持ちよくプレイできるためだ。それ以上の深いシステムや要素は、上級者のやり込みとして楽しむ事ができる完成度の高い物になっている。問題があるとすれば、術技の組み合わせだろう。

ToB_062
連携的に有効な組み合わせを探すのは至難の業だが、
ある程度適当でも問題ない


基本「術技」は、1段~4段まで連続で繰り出すことができ、「各段とボタン」のスロットに各「術技」を装備することで、合計16+4の技を自在に繰り出すことができる。しかし、個々の「術技」がどういった動きになるのか分からないため、初心者には組み合わせが難しい。逆に上級者にはその組み合わせが少なく感じるため、余程の強敵以外では戦闘がかなり単調な物に感じてしまう。


フィールドとグラフィック

戦闘時も含めて、グラフィックはそれほど悪くはないが良くもない。比較的密度の高い草花は美しく、様々な術技が入り乱れるゲーム終盤の戦闘では、時折プレイキャラを見失いかけるほど混沌とするが、術技の単発ではそれほどでもない。そもそも、グラフィックを求められるゲームではない物の、フィールドオブジェのポップアップが目立つことが唯一気になる部分。

しかし、それ以上に気になるのがフィールド自体の広さ。中盤以降、かなり広いダンジョンが多く、それを巡るのは少々疲れる。ストーリーテンポやその密度が素晴らしいだけに、一部の広すぎるダンジョンでそのテンポが落ちてしまうのは残念だった。また、とりあえず設置しただけに感じるダンジョンギミックもあり、もう少し何とかして欲し所だろう。

ToB_064
フィールドなどグラフィックはボチボチだが、一部広すぎる・・・。



システム

システム面に関しては多々問題が見られる。特に装備品などのアイテム所有上限が示されないため、物語の終盤に差し掛かる頃にアイテム管理を怠ると、戦闘終了時のドロップ品を取り逃してしまう事があり、それがレア系モンスターで発生するとショックが大きい。ダンジョンなど、その場で装備を捨てることができずに分解をする事になるのだが、入力の行程が多いため、30~50個ほどまとめて処分しようとすると、かなりの時間を浪費する事になる。(素直に街に戻って、店で売却した方が早いレベル。)

その装備と言えば改造なのだが、1周目は完全に機能が死んでいる。装備を一定回数戦闘で使用することでスキルを覚えることができるため、覚えた後は次々と装備を変更することになり改造が無駄になる。2周目以降もなんだかんだで同様だ。(そもそも素材も足りない事もあり、中盤以降は完全に無改造で終えた。)

システム面で優れている!と思ったのは、左右十字キーに割り当てられる各種ショートカット機能で、「装備変更」や「異海探索」など、非常によく使う機能を一発で呼び出せて、かなり便利だった。その探索では、海域を指定するだけだが、徐々に海図が完成したり財宝などを入手できるワクワク感が手軽に楽しめる。

「異海探索」意外にも、「ねこにん探し」や「甲種狩り」に、各種ミニゲームなどおまけ要素が非常に豊富で飽きさせない!と言いたいところだが、一部のミニゲームの内容が「餌の種類を選ぶだけの釣り」など、「何故収録した・・・」と、プレイ自体やりたくないと思える物も少なくないため、全てをやり込もうとすると一気に苦行に変わる事もある。

まとめ

とにかく本作は非常にシナリオの完成度が高く、ゲームの枠を超えてここまで練り込まれた物に出会うことは難しいだろう。1カ所だけ展開が強引に思える所はあったが些細な物。複雑な戦闘システムや機能しない装備改造など問題点も多々あるが、ゲームの進行上問題なく、初心者でも一気にクリアまでプレイできるだろう。

ゲーム自体は「テイルズオブゼスティリア」の続編(物語は過去)となっているが、細かいところで物語を絡め合いながら、どちらからプレイしても問題ない細かい作りも見事だった。個人的には、ある事柄から本作からプレイしても良いとも思える。

IGN風に得点を付けるなら8.8点。シナリオはゲーム史にも残るような完成度で、ボリュームも素晴らしく、一つ一つ丁寧に色々な要素が詰め込まれている。しかし、システム面で問題点も多いため、満点級の得点となると少し厳しい。とはいえ繰り返しとなるが、見ているこちらも苦しくなる激しい復讐劇のシナリオが全てを飲み込む破壊力を持っているため、是非多くのJRPGファンに遊んで貰いたい一本である。




テイルズ オブ ベルセリア - PS4
バンダイナムコエンターテインメント
2016-08-18



テイルズ オブ ゼスティリア Welcome Price!!
バンダイナムコエンターテインメント
2016-07-07